今回、教育現場での動画生成AI活用を学べる無料オンライン講座が今年10月20日に開催されます。基本の仕組みからプロンプト設計、10秒動画の実践までを1時間で体験でき、授業や探究活動への導入イメージをつかみたい先生に役立つ内容です。
講座の概要~授業や探究活動に動画AIを
教育現場で生成AIの活用が広がるなか、今度は「動画」をテーマにした実践講座が開催されます。一般社団法人教育AI活用協会(AIUEO、東京都港区)による無料オンラインイベント「動画制作×生成AI 〜教育現場のための動画生成AIの教科書〜」では、動画生成AIの基礎から実際の制作フローまでを、教育関係者向けにわかりやすく学べます。
開催日時は2026年10月20日(火)19:00〜20:00、形式はZoomを用いたオンライン開催です。参加費は無料で、主な対象は先生・教育関係者ですが、動画制作や生成AIに関心のある人も参加できます。
今回は「生成AIで動画をつくってみたいが何から始めればよいかわからない」「授業や探究活動に動画生成AIを取り入れたい」「AIで使った動画制作の仕組みや可能性を知りたい」といった関心に応える内容であることが示されています。短時間で基礎と実践をつなげる構成になっている点が特徴です。
学べる内容は何か
講座では、動画生成AIの基本的な仕組みと活用の可能性に加え、生成AIを使った動画制作の流れ、AIへの指示の出し方(プロンプト)の考え方と工夫、アイデアを短い動画として形にする方法などが扱われます。
当日の予定としては、まず動画生成AIの基本を理解し、続いてAIを使った制作プロセスを実演形式で確認。そのうえで、実際に10秒程度の動画づくりに挑戦し、最後に教育現場での活用可能性を考える流れです。単なるツール紹介ではなく、「授業や探究学習でどう生かせるか」まで踏み込んでいる点が、学校現場にとって重要です。
実践テーマは動画コンテスト
今回の講座では、実践題材として「にこスマ リユース促進プロジェクト」を扱います。スマートフォンのリユースをテーマに、「使わなくなった一台、次の誰かへ」をキーワードとして、マスコットキャラクター「にこぽ」の素材も使いながら、10秒以内の動画制作に取り組む予定です。
案内によると、このプロジェクトのクリエイター部門では、最優秀作品に賞金30万円と渋谷街頭ビジョンでの放映機会が用意されています。講座内では、制作した動画をそのままキャンペーン応募につなげるところまで一緒に進める想定で、学びと作品づくりが結びついた実践型の企画になっています。
講師は教育AI活用協会の伊藤雅康氏
講師は、一般社団法人 教育AI活用協会 副代表で、Studio Veco代表、クリエイティブディレクターの伊藤雅康氏です。案内では、広告営業、デザイン、アートディレクション、アプリ開発、動画クリエイターなど幅広い実務経験を持ち、生成AI導入支援にも携わってきた人物として紹介されています。
教育分野に限らず多様な領域に関わってきた背景があり、発想の広げ方から形にする工程までを、制作初心者にも伝えやすい講座が期待できます。動画制作や生成AIに初めて触れる参加者にとっても、具体的な手順をイメージしやすい内容になりそうです。
教育現場で注目したいポイント
動画生成AIは、表現活動や探究学習、広報活動、プレゼンテーション支援など、学校現場で活用の余地が大きいテーマです。特に短尺動画は、企画、構成、言語化、視覚表現、振り返りといった学習プロセスをコンパクトに体験しやすく、生徒の創造性を引き出す題材になりえます。
一方で、ツールの選び方、指示の出し方、著作権や応募条件の確認、作品の目的設定など、授業実装の前に押さえておきたい論点もあります。今回の講座は、そうした「最初の一歩」を整理する機会としても有効です。
💡 先生へのポイント
- 動画生成AIを授業や探究に入れる際の全体像を1時間でつかめます。
- 実演つきのため、プロンプトの工夫や制作の流れを具体的に理解しやすい内容です。
- 短尺動画の制作課題は、総合学習・情報・広報活動との相性も良さそうです。
- 無料開催なので、校内での導入検討前の情報収集として参加しやすい講座です。
まとめ
今回のオンライン講座は、動画生成AIを教育現場でどう使えるかを、基礎と実践の両面から学べる無料の機会です。生成AI活用の幅を広げたい先生や、探究・表現活動に新しい手法を取り入れたい教育関係者にとって、参加しやすい入門機会になりそうです。




