LoiLo社がこの度、ロイロノート上で使える先生向け「生成AIスキルカード」を公開しました。プロンプト作成の負担を減らし、校務や授業準備で生成AIを使い始めたい教員にとって、導入のハードルを下げる取り組みです。
プロンプトを書かずに生成AIを使う新しい入口
株式会社LoiLo(神奈川県横浜市)は、授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」で活用できる「生成AIスキルカード」を公開しました。カードの入力欄に必要事項を記入し、PDFとして書き出して生成AIにアップロードすることで、複雑なプロンプトを自分で組み立てなくても、目的に沿った出力を得やすくする仕組みです。
生成AI活用では、何をどこまで指示するかが成果を左右します。一方で、忙しい現場では、その指示文を整える作業自体が負担になりがちです。今回のスキルカードは、その負担を「必要な項目を埋める」作業へ置き換える点が特徴です。
校務・授業準備に直結するカードを公開
公開されているカードには、学校現場で使いやすい用途がそろっています。たとえば「テストカード作成カード」は、学年・教科・単元・問題数・難易度などを指定することで、ロイロノートのテストカードに取り込める問題づくりを支援します。
そのほか、「指導案アイデア作成カード」では単元や目標から授業案の発想を広げられます。「行事のお知らせ作成カード」は修学旅行や校外学習などの保護者向け文面作成に活用でき、「学級通信作成カード」は発行日や行事、伝えたい内容をもとに通信文のたたき台づくりを助けます。
授業づくりだけでなく、連絡文書や校務文書まで対象が広がっているため、まずは日常業務の一部から生成AIを試したい教員に向いた構成といえます。
共有しやすさが校内展開の鍵に
生成AIスキルカードはロイロノートのカード形式で作られており、資料箱を通じて他の先生と共有しやすい点もポイントです。個人の工夫で終わらせず、うまくいった活用例を学校全体の資産として蓄積しやすくなります。
さらに、同社の素材ライブラリでは、全国の先生が作成した生成AIスキルカードを無料でダウンロードできます。校内で一から設計しなくても、既存の型を参考に導入できるため、ICT担当者や研究主任が全校展開を進める際の足がかりになりそうです。
8月31日にオンライン体験イベントを開催
同社は2026年8月31日(月)15時45分から16時45分まで、生成AIスキルカードの活用方法を紹介するオンラインイベントを開催します。形式はZoom、参加費は無料で、対象は教員、教育委員会、ICT支援員などの教育関係者です。
今回のイベントでは、公開中のスキルカードを体験するだけでなく、オリジナルのカードを作るワークも予定されています。生成AIを校務や授業づくりに活かしたいものの、何から始めればよいか迷っている人にとって、実際の運用イメージをつかむ機会になりそうです。申込締切は8月30日正午です。
導入のしやすさが現場活用を左右する
学校現場で生成AI活用を進めるうえでは、性能そのもの以上に「誰でも同じ水準で使い始められるか」が重要です。自由記述のプロンプトは柔軟ですが、使いこなしに個人差が出やすく、校内研修でも再現性を持たせにくい面があります。
その点、入力項目が整理されたカード型は、活用手順を標準化しやすく、校内での共有や改善にも向いています。生成AIを個人技で終わらせず、授業準備や文書作成の業務改善へつなげる実践モデルとして注目されます。
💡 先生へのポイント
- まずは学級通信や行事案内など、成果物の形が明確な業務から試すと効果を実感しやすいです。
- 校内共有する場合は、よく使うカードを学年・分掌ごとに整理すると運用しやすくなります。
- AIの出力はそのまま使わず、事実確認や学校の文体・方針に合わせた調整を前提にすると安心です。
まとめ
今回の「生成AIスキルカード」は、プロンプト作成の負担を減らし、先生が生成AIを日常業務に取り入れるための実用的な入口になりそうです。8月31日の体験イベントは、校務効率化や授業準備の改善を具体化したい教員・ICT担当者にとって、導入のヒントを得る機会になるでしょう。
出典:先生向け「生成AIスキルカード」を公開! 8/31体験イベント開催 | 株式会社LoiLoのプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000024975.html


